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【それからのこと】達也と香緒里と直哉 ときどき早見先輩(2/3ページ目)
投稿:2023-07-15 00:39:33
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?「相続の件があるので、失踪した直哉(私の元旦那)を探して欲しいんです。出来れば一度は戻って来るよう説得して欲しい」
、
、、と、いう、田仲のお姉さんからの依頼は、実はいただいた時点で半分終わっていたりする。
私の今の夫のたっちゃん(職業探偵)がライフワークとして既に直哉さんの行方を探し出しているから。
ただ、今までこちらからなかなか会いに行けなかったのは、前述の通りこちらの業が深いのと、もう一つ。
達也「田仲のやつ、内縁の奥さんがいるみたいなんだよな」
、、、それは、、尚更会えないよ、、、
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、
、、、夢を見ていた。あれは、そう直哉さんとの結婚式。早見先輩が自分のことのように泣き笑いをしていて、たっちゃんも自分のことのように祝福してくれて、二次会では三月さんがギターの弾き語りを披露してくれた。
、
大学三年時の半年間、私は屑の彼氏の巨根セックスに墜とされた。快楽から離れられなくなるまで犯された。
「お前は俺の道具だ」が彼の口癖。
呼び出されては当然のように中出し。
計三度の堕胎は、私の生殖機能を完全に破壊した。
その後、屑彼氏の薬物逮捕で解放された私。
でも、自分にはもう結婚の資格なんか無いと思っていた。
それを同じ大学出身で噂を知らないはずの無い直哉さんがあっさりと覆してくれた。
幸せだった。
こんな日々がいつまでも続けば良いと思っていた。
、
思い出した。そんな日々を跡形もなく壊したのは私なんだ。
、
、
達也「ん~、香緒里、おはよう~」
私はいつものようにたっちゃんの腕の中で目覚めた。
アラフォーとはいえ、私たちはまだまだ新婚気分が抜けていない。
そう言えば、三月さんと早見先輩のところは、新婚の頃から、平均すると週に一回ペースらしい。信じられない。毎日やっててもおかしくないと思っていた。早見先輩曰く「これ以上やったら過労死する!」、、まあ、あのセックス(私も喰らって何度か死にかけた)を毎晩やられたら確かに過労死するかもしれない。
、
達也「どうした?何か変な夢でも見た?」
たっちゃんの優しい言葉に、再び泣きそうになりながら、私はたっちゃんの胸にすりすりする。
、
「夢でたっちゃんがゴキブリの群れに食べられそうになってた~(嘘)」
達也「お前、俺になんか恨みでもあるの!?(涙)」
「私が、バシバシ退治した~感謝して~」
達也「お前、現実じゃゴキなんか触れられない、、、あ~ありがとうございました~痛い痛い痛いってば!!」
涙隠しに、たっちゃんの乳首に歯を立てて、たっちゃんがアワアワしたふりをしながら笑いかけて来るのを感じながら、私は決断した。
、
、
達也「反対だ!」
沙織「絶対反対!!」
三月「、、信用無いのね、俺(涙)」
事務所に三月さんたちにも集まって貰って、私はみんなに伝えた。離婚の際にうつ病で伝えられなかった謝罪と感謝の気持ちを直哉さんに伝えに行きたいことを。
、、、そうしたらこれである。
同行するのが三月さんなのが不味かった。
ん~私たちは信用が無い(涙)。
、
三月「いや!香緒里ちゃん抱かないよ!本当だよ!」
「私もごめん被ります。三月さん私のそば2m以内には近づかないでください」
三月「あっ!そ~言うこと言っちゃうんだ」
「、、、三月さん、、、そう言うこと言うから信用無くなるのでは、、」
、
、
三月「真面目な話、香緒里ちゃんが行くなら達也が付き添うべきだろう?」
達也「俺もそうは思うんですけどね、万一田仲と修羅場になった場合、止めてくれる人がいないんですよ。」
三月「、、、、、」
沙織「じゃ、じゃあさ、、、」
、
打ち合わせの結果、結局四人で行くことになった(汗)
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その3
____
【三月サイト】
「田仲か、、、?」
直哉「!三月さんですか、、!?ご無沙汰しています」
、
田仲へのアプローチ。
はじめは俺(三月)が一人で行くことにした。
偶然を装って田仲に接触して、連絡先を交換して、俺たちは喫茶店で相対した。
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、
田仲の新しいパートナーが、伊香保の小ぢんまりとした温泉宿の女将さんなことは、だいぶ前から分かっていた。
明るくハキハキとした若女将さん。
先代の女将さん親子と婿養子の旦那さんと仲睦まじくやっていたらしい。
普通なら田仲との接点なんて無さそうだったが、数年前に不慮の事故で、若女将さんは旦那さんと先代の御両親を同時に失ったらしい。
その時、既存の予約のお客様だけはおもてなしをしよう(女将さんは宿を畳もうとしていた)と頑張っていた女将さんの最後のお客様の中に、離婚後地元の会社を退職して傷心旅行中の田仲がいたらしい。
、
、
「元気か?だいぶ痩せて精悍になったな」
直哉「まあ、宿屋の仕事なんて肉体労働が中心ですからね!三月さんは老けましたね」
「まじ!?結構若く見えるって、会社の女の子たちには言われるんだけど」
直哉「ええ、30歳くらいには見えるようになりましたよ、童顔の三月さんも」
「なんじゃそりゃ(笑)」
直哉「三月さんが会社の女の子に若く見られて鼻を延ばしている話は、早見先輩に言ったら楽しそうですね(笑)」
「!!おま!!」
、
、
直哉「そうですか、、姉さんが」
「ああ、どこかで会えたら伝えて欲しいと言っていた。連絡してやってくれ」
直哉「不義理をしちゃったな。分かりました、連絡します。ちょっとすぐにはこちらから会いにはいけないけど、慰労を兼ねてうちの温泉宿に招待してみますよ」
ここまでが、達也の仕事の義理事、ここからはプライベートだ。
「その温泉宿の慰労って、俺らも行って良いの?もちろんお金払うけど」
直哉「勿論!!優くん入れて三名様お待ちしております」
「達也たちも?」
直哉「、、、、」
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、
直哉「三月さん、、」
「ん?」
直哉「香緒里の病状はその後、、」
「ああ!そこからだよな。彼女のうつ病は完治したよ。達也が最後まで頑張ってな。今は達也と暮らしているよ」
直哉「そうですか、、」
安堵の表情に少しだけ複雑な、、今の田仲の素の感情なのだろう。
直哉「きっと達也が必死に三月さんを探したんでしょうね」
「どうしてそう思う?」
直哉「俺も達也も、三月さんに会わせるしか香緒里を回復させる方法は無いって思ってたから」
「田仲、それは違う。達也は、それは最初はそう考えていたかも知れないが、途中からは自分が背負うと決めていた。俺たちが香緒里ちゃんに再び関わったのは本当に偶然で、たまたま優の遠足が香緒里ちゃんの入院先に被ったからだが、その時は達也の努力で香緒里ちゃんはほとんど回復していたんだ」
直哉「、、、そっかあ、、、」
、
直哉「あいつ香緒里を俺の元に戻しに来たとき、最初は香緒里と身体の関係が出来たことを言わなかったんですよね。」
「、、、、」
直哉「卑怯だなあと思いましたよ。正直思ったんです。中途半端な達也と香緒里がこのまま苦しめば良いって。でも今は二人が落ち着いてくれたことを知って嬉しいです。」
「それは今の奥さんのおかげかな?」
そうかもしれませんねと田仲。
直哉「頑張っちゃう奴なんですよ彼女。何でどうして?って思うんですけどね。ありとあらゆることに後悔したくないんですって、上手くいってもいかなくても」
「そっか、、、」
直哉「三月さん、最初の問い(達也たちは)って言うのはですね。面と向かって来られると、彼女が達也や香緒里に何を言うかわからないのでやめておきましょう」
「愛されてるじゃん!お前(笑)」
直哉「俺も頑張りましたから(笑)」
「そっか(笑)」
、
「じゃあ、お前だけが会うのは?」
直哉「それも彼女に悪いです」
、
「そっか、、、、でもさ?」
俺はことさらにニヤリと笑った。
「俺たちがお客で行く分には止められないよな」
直哉「まあ、、そうですね、、仕方ない。その時は赤の他人のお客様として、おもてなしいたしますよ」
田仲は「相変わらずしょうがない人だなあ」という苦笑で俺を見た。
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、
その4
____
【達也サイト】
?「よん、じゅう、、いっ、、さい?」
三月「ぷぷっ」
沙織「、、、なによ、パパ」
、
伊香保のこじんまりとした温泉宿。
三月さん夫婦に「ご新婚さんですか~良いですね~」とかにこやか営業スマイルを振り撒いていた女将さんが、早見先輩のチェックインカードの記載を見て固まっている。
、
、
、
香緒里「まあ、見慣れた光景だよね、早見先輩の天然年齢詐称。久しぶり、、というか今でも?って感じだけど」
「あの人、俺らが入社した頃でも、馴染みの飲食店員さん以外だと(社会人になっても未成年はお酒駄目ですよ)とかしょっちゅう言われてブンむくれていたよな」
香緒里「本人はお酒大好きだわ強いわだからなおさらね」
、
さすがの営業力で復活した女将さんが、俺と香緒里、三月さん夫婦をお部屋に案内してくれる。居間+和室+洋室(ツイン)の大きな部屋。
三月さんの提案で、部屋は男女に別れて使うことにした。
、
、
、
その5
____
(その少し前の話)
三月「、、、と、言うことだから、香緒里ちゃんも達也も沙織も、今回は田仲への謝罪とか感謝は無しだ」
香緒里「、、、、、、」
三月「ここでそれを強行するのは、俺たちの自己満足だよ。香緒里ちゃん、悪いな、、」
「、、うん、、そっかあ、、、」
「香緒里、大丈夫か?」
香緒里「、、うん、、分かってる、、安堵もしているんだ、、そんな人が直哉さんの近くにいてくれるんだって思ったらね、、でも、、、(涙)」
俺たちは香緒里の心の整理を、、待った。
、
、
、
沙織「あ~もう、分かった。私はそれで良いよパパ」
突然の横から納得発言!
ここは香緒里待ちでは!?
こ、、この人は本当、自分勝手。
香緒里「、、はい、私も。今の気持ちを抱えて生きていくのも贖罪なのだと思います。受け入れて行きます」
「、、、」
香緒里「大丈夫だよ、たっちゃん。私は大丈夫!」
、
三月「で、どうする?田仲は、お客としては受け入れる覚悟は決めていたけど」
「そうですね、、俺としては田仲の今の姿を見ておきたいですね」
香緒里「私は、その女将さんに会ってみたい」
、
沙織「そっか~、じゃここでお別れだね。頑張って~」
「え?」
香緒里「え?」
三月「いや、達也の依頼は果たしたし、俺たちはここまでで良いかなと」
「待って!待って!ここで俺たち見捨てるのは無責任~」
香緒里「と、までは言いませんが付き合ってくださいよ~」
「宿代は経費で落としますから~」
三月・沙織「え~~」
、
、
、
その6
____
【達也サイト】
甦った女将さんが、にこやかに俺たちをお部屋に案内してくれる。いや「パパとか、、パパ活?」とか、ぶつぶつ言ってるから完全復活じゃないな。
、
三月「噂ではご家族に色々あられたようですが、おくびにも出さない、さすがの接客ですね。失礼極まりない話ですが。」
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