体験談(約 4 分で読了)
夜の仕事を始めてから彼氏との距離が徐々に開いていった
投稿:2015-07-29 18:00:00
今 人 が閲覧中あとで読む
本文の表示設定
本文
砂上に沈むさざ波を横目に見て、周囲の時間がただ過ぎる中、少女の時間は止まっていた。
「私は、何で辛い道しか選べないのだろう」
時は遡り、5年前。
「トーカ!これからどうするの??」
親友のチカが話しかけてきた。
私の名前はトーカ。
ちょうど地元の高校で就職活動を終えた頃だった。
「この前言ってたさぁ、アパレル会社内定もらったんだよね!内緒にしてたけど。しかも系列店からスタートだから地元離れなきゃ」
「なにー??そんな大事なことチカに隠して行くつもりだったの??マジさみしー・・・」
「チカが決まってから一緒にお祝いしようと思ってただけ!」
「そっか。じゃあカズキとも別れるの??」
私には同い年の彼氏「カズキ」がいた。
「んー、あいつまだ決まってないしなー。一応あいつも私の就職先近い大学2校ほど受けてるらしいし、まだわかんないな・・・」
「会社と大学近かったらいいね!」
「私らのこと気にしてないでチカこそ頑張りなよ!!」
「はーい、じゃあまたね!」
チカと離れるのは嫌だったけど、私は3ヶ月に1回くらいは地元に帰ろうと思ってたので泣くことはなかった。
時は流れて春。
卒業式もそつなくこなし、チカともお盆には帰る約束をして、私は金沢の地に一人降り立った。
電車で見た景色は地元と変わらない田舎で、すごい親近感が湧いた。
ちなみに、カズキも金沢の大学に合格したため二人で1Kのアパートを契約した。
知らない街でいきなり一人ぼっちになるよりはマシかと思い、新生活を楽しむ気持ちだった。
私の就職先は、金沢では誰もが知ってるような専門店街に入ってる某アパレル店。
ギャルめな服を扱っていて、服に合わせるようにヘソピを開けてみたりもした。
気を使ってしまう私は、楽しみながらも初めて上司がいる生活に少し嫌気が差してきた秋。
ひとつ転機があった。
店長の退職。
その店は社員が店長と私しかいないので、必然的に仮にも店長という役職に就かなければいけない。
「トーカちゃんには申し訳ないけど、私も19歳から店長を任せられたからきっとできるよ!」
「え・・・、でもすごい自信なくて、まだ売上げを管理できるなんて思えないです」
「トーカちゃんかわいいから大丈夫だよ!」
辞める身の人は結構他人行儀で困る。
私にできるわけない。
私も辞めよう。
ただ、今から仕事を探しても新卒扱いはしてもらえない。
若さだけが売りの私に何ができるんだろう?
店長の送別会で少しほろ酔い気味で帰宅した。
カズキも起きて待っていてくれた。
「カズキ、仕事辞めようと思うんだけど」
「いきなりどうしたん??」
「うちの店の店長辞めるんだ。そしたら私、店長にならなきゃいけなくて。責任なんて私が取れるわけない」
私は少し笑ってたかもしれない。
「俺はトーカの決めたことには文句言わないつもりだけど、後悔だけはするなよ」
「大丈夫、アパレルもずっと働けるわけじゃないし、給料も低いし」
「で、何するの??」
「夜しようかなって思ってる・・・」
「夜ってキャバ嬢ってこと?」
カズキの目が真剣になった。
「だめ?」
「ほんとは嫌。でもトーカが擦れてしまいそうで怖い」
カズキが言うのも分かる。
私は結構流されやすい。
「男は作らない!約束する!」
「まあトーカがちゃんと帰ってくるならいいよ」
カズキとしては難しい判断だったと思う。
でも私は次の日に面接に行った。
面接は二つ返事で採用。
夜なんてそんなもんか。
会社に辞表を出し、その日の夜から出勤した。
北陸では有名な歓楽街「片町」。
アパレルに働いていた時は、打ち上げくらいしか使ったことがなかったからビルのエレベーターに乗るだけで緊張した。
そのお店は片町で人気なお店らしい。
女の子の年齢は私と近く、10代の子ばっかりで話しやすかった。
その中でもレイとアンリは親友になれた。
レイはお酒が好きで、私の横でフォローしてくれる。
「トーカ!飲んでる??トーカのあのお客さん酒強すぎてレイでもムーリー・・・」
「大丈夫!?いつも手伝ってもらってごめんね」
「じゃあ終わったら一軒付き合ってね!」
「まだ飲むの??やばー!」
「アンリと約束したし!あのボーイズバーの子、アンリ、ゾッコンだし!」
「リョウくんとこね!わかったよ!」
夜してる女の子に男がいないってことは本当に無いと思う。
誰もが誰かにすがりついて、そしてまた頑張れるんだと。
夜の仕事は楽しかったし、給料が上がった分使う金額も大きくなった。
いわゆる同業の人達とも仲良くなって飲み歩いたりもした。
カズキとのいさかいは私が生んでしまった。
なんとなく毎日酔ってなんとなく朝に帰る。
カズキはいつも学校に行ってしまった後だった。
だんだん会う時間が無くなっていっていた。
日曜はお互いに友達と遊ぶ予定が入っていたため、1ヶ月のうち会うのは3日くらいになっていた。
その3日は、カズキも若い男だし昼夜問わずに体を求められた。
しかし、私は特別そういう行為が好きなわけではない。
私も段々、愛というよりは作業にしか思えなくなっていった。
ある日、カズキには悪いと思ったが、カズキからの誘いを断ってしまった。
カズキはその日から私の体を求めなくなっていた。
私はわかっていた、他に女がいることを。
ケンカはよくしていたが、携帯を私に見せないようにしていた。
ある意味しょうがないと心に決め、生活を続けていた。
だけど、私は心の奥底では悔しかったのだと思う。
初めて私も浮気をしてしまった。
何の感情もなく、仕事終わりで酔ってたせいもあるかもしれない。
よく行っていたバーの仲良しな男性とホテルに行ってしまった。
昼に帰ってもカズキは何も言わない。
多分一日帰らなくてもカズキは何も言わないと思う。
「カズキ、話があるんだけど」
「なに?別れ話?」
「違うけど、今の生活どう思うの??」
「トーカはどう思ってるの??」
「私は一緒に住んでる意味あるのかなって思う」
「トーカの仕事が忙しいからじゃん?」
「私のことは好きなの??」
「そりゃあいなくなると寂しいかな」
「そうなんだ。他に女いるのに?」
カズキは少しムッとした顔になった。
「トーカだって何してるか分かんないよね」
「そうだけど、家に帰っては来てるよ??」
「昼まで飲み屋さんやってんの??」
「そりゃアフターとかもあるし、何時になるか分かんないよ」
「じゃあわかった。何時からどのお店に行ったかだけ連絡して」
「うん、わかった」
とりあえずの同棲。
自分でもどうしたいのか答えが出なかった。
変わったのは、今どこの店にいるか伝えるだけ。
私はカズキを裏切り続けているのかもしれない。
私は最低だ。
お気に入り登録は可能です
※悪質な方は刑事告訴を視野に入れ、民事訴訟法に基づき、即時裁判所への申請を検討します。
※この投票比率は「殿堂入り」や「お勧めタグ」の条件に使用します。
この記事の解析グラフを見る投稿される方の参考になるかもしれません。
ブロックすると、この投稿者名で投稿された記事が新着やカテゴリなどで非表示になります。
※データはブラウザに保存されるので、キャッシュを削除したり端末を変更するとブロックデータは消えます。
ブロック中の投稿者一覧
- 「同僚の男の娘ホストつかさ君①」睡眠薬で昏睡痴漢編
- 障がい者のマサシさんに手マンされているところを夫の友人に見られてしまった
- 隠れ爆乳の後輩にオナニーのお世話になりまくった話(他の男子に性的な目で見られる後輩①)
- 狙われた新入社員 井上アナ似の後輩2
- 部活の合宿でえっちなことされた話①
- 美女の放尿を覗いた素敵な体験談です
- 真面目主婦だったのに露出に目覚めてしまいました
- 可愛いと思ってた、新婚で2つ年上の事務員さんが雑居ビルで男たちに輪姦されていた
- コロナ解雇されハローワークに行った時の事です
- 童貞卒業の相手は実母でよかった。
- 学校の帰り道にした人に言えないこと。野外露出オ○ニー編。完。
- 会社の後輩の部屋に侵入して・5
- 仕事の終業後にとてつもなく羞恥な身体検査が行われた
- ビーチで砂埋めにされ身動きとれないときにキャバ嬢に助けてもらい交際がスタート
- 高校時代のメンヘラ彼女とのセックス
作品のイメージ画像設定
話の感想(件)
※コメントの上限:1万件
※ここは感想を述べる場です。雑談は雑談掲示板でお願いします。ルールを守れない方はアクセス禁止にします。
※コメントのいいね数はコメント投稿時に最新に更新されます。
解析グラフ
アクセスの解析データを見る
※表示に時間がかかる場合があります
※表示のエラーを修正しました。
(2020年05月28日)
体験談やHな話を募集中!
エチケンでは体験談やエッチな話を随時募集しています! 1日に10万人が訪れる当サイトにあなたの話を掲載してみませんか? 皆様のエッチな投稿を心よりお待ちしております!
※レイプや痴漢など、犯罪に関わる内容は創作のみ可。
